実家暮らしの女性は、肩身が狭くなることもあるかと思います。でもひと昔前であれば「ハタチすぎて一人暮らしをしていないなんて、自立していない証拠だ」などと陰口を叩かれていたものですが、今はさほどでもありません。一人暮らしが経済的に難しかったり、一人で社会に出るのが怖かったり、ご家族のご事情があったりと、何かしら理由はあるとは思います。ただ実家暮らしをしているならば、同居している家族とうまく折り合いをつける必要はあるでしょう。
同じ屋根の下、どのようなコミュニケーションをしていけば、穏やかな日常が送れるのでしょうか?
金銭的な話はキッチリと決める
“毎月食費としていくらお金をいれる”とか、“光熱費や生活費の折半をどうするか”“家賃はどれくらい払うのか”などなど。お金に関する決まりごとは家族会議をしてキッチリ決め、書面におこしておくことを強くお勧めします。これが本当に大事です。ひとたびなあなあにしてしまえば最後、お互いに突っ込み辛くなり、金銭的なトラブルになりかねないです。お金の切れ目が縁の切れ目といいますよね。お金の問題は互いの意思疎通のもと、決めましょう。そして、それを真面目に守ることが大事です。家族のコミュニケーションを円滑にする一番のキモとなります。
恋人ができたなら隠さない
家族間で腹の探り合いをするのは物悲しいものです。家族が、あなたの恋愛についてよほどしつこくききまわり、デートもストーカーしかねないような人であれば話は別ですが……。「最近彼氏ができたのよ」程度に軽く話しておくことで、家族は案外安心して交際を見守ってくれたりします。
ほどよい距離感を保つ
毎日「好き好き大好きー」と連呼するような家族は正直気持ち悪いです。機嫌の悪いときもあれば、いいときもあります。素性を包み隠さないでいられるのも家族である特権です。近すぎる必要もないということです。
どうしても譲れないラインを示す
自己主張ははっきりとしましょう。我慢のしすぎは体に毒です。「ここは譲れないです」と言えば、お互いの妥協点を見出せます。
ときにはガチで喧嘩をする
鬱憤が溜まったりしてもうどうにも許せないというときは、膝を付き合わせて喧嘩をしてもいいです。もちろん、感情的になってもあとでちゃんと仲直りをしてくださいね。
期限を決める
たとえば一人暮らしをするつもりがあるならば、いつ家を出るのか「期限」を決めましょう。家族側にも心の準備がいるのです。「結婚したら家を出る」「3か月経ったら一人暮らしをする」という感じでいいです。適当な生活スタイルは、あなたの人生をも適当にします。
不安にさせない
人は、得体の知れないものに不安や不信を抱きます。逆に、ざっくりでもおおまかな予定や、自分のあり方を話しておけばそれを回避することはできます。
いかがでしたでしょうか?
暮らしのヒントにしていただければ幸いです。
後編に続きます。