お風呂に入ってもなかなか体が温まらない。手足が冷たくて寝つきが悪い。気温がぐっと低下しはじめると気になるのが「体の冷」。冷えは全身の新陳代謝を低下させ、血の巡りを悪くする原因に。すると、お肌に必要な栄養素が血液にのって行き届きにくくなってしまいます。
冷えは、肩こりや便秘など体調不良を引き起こすだけではなく、肌荒れやニキビ、くすみやシミなどにつながる美肌の大敵です! 寒い季節もポカポカ、美肌&美尻で乗りこえるために、毎日できる冷え対策をご紹介します。
まずは、冷え性の原因をチェックしておきましょう!
寒い冬、体が冷えてしまう……。手足が冷たくてツライ。このような冷えの症状は、女性の多く見られるのが一般的です。男性よりも血管が細く血液が滞りやすいこと、また熱が伝わりにくい皮下脂肪が多く熱を発散する筋肉が少ないことが理由だといわれています。では、なぜ冷えが生じてしまうのでしょうか?
「冷え=自律神経が乱れている」証拠!
もともと私たち人間は、気温が高い低いなどに関わらず体温を一定に保つ機能を持っています。でも体の状態を調節する機能「自律神経」が乱れると、体が冷えてしまうのです。
同じように、体が冷えると「自律神経」が乱れるので、冷えと自律神経の乱れを繰り返す悪循環になってしまいます。自律神経は、ストレス・睡眠不足・運動不足などの生活習慣によってバランスが乱れるといわれています。
日常生活の習慣が冷えを招くことも!
自律神経の乱れだけではなく、毎日の生活習慣が冷えを引き起こすことも。立ちっぱなし、座りっぱなしなど長時間同じ姿勢で過ごしていたり、強いストレスを感じると血管が収縮し、血行が悪くなり体が冷えやすくなってしまいます。また過度なダイエットや偏った食事もエネルギー不足になり、体温が下がるので注意が必要です!
体の冷えが、女性特有の不調を引き起こすことも
冷えは「寒い」と感じるだけではなく、全身のさまざまな不調をもたらします! 血行不良になって、頭痛や肩こりに。内臓が冷えると消化機能が低下して、胃もたれ・便秘・腹痛などの原因にも。
さらに女性の方は、女性ホルモンの乱れにも注意! 卵巣は温めないと働きが鈍くなるといわれていて、冷えから女性ホルモン、自律神経のバランスが乱れると、月経不順、生理痛など女性特有のツライ症状に……。もちろん、見た目にだって悪影響をおよぼします。肌荒れ・ニキビ・くすみ・シミ・黒ずみ・髪のパサつきなど、トータル的に美容によくないことばかり!
女性はもともと冷えやすいので、おなかまわりをつねに温めるようにしたいもの。インナー、腹巻などでしっかり温めましょう。温かい飲みもの、食べものを選ぶだけでも冷え改善効果はあります。「冷え=女子力ダウン」と考えて、この冬はしっかり温めていきたいですね。