カップルや夫婦が祝うイベントとして思いつくものはお互いの誕生日、バレンタインやホワイトデー、クリスマスくらいでしょうか。しかし女性はこれらに加え、「付き合った記念日」「結婚記念日」「はじめて●●した記念日」など記念日を作る傾向があり、一方男性はそれを忘れる傾向があります。
よく男性が記念日を忘れて「大切な記念日を覚えていなかった、私のことを好きじゃないの?」と女性に叱られるエピソードがありますが、じつは愛情不足ではなく記憶能力に男女の差があるということなのです。
男女の脳内の違い!?
たとえば、女性がお茶会で何時間も話していられるほどのおしゃべり好きなのは男性よりも脳内の言語野が発達しているから。
今回の男性が記念日を忘れる傾向にあるのは、自分のできごとや体験、そのときの感情についての記憶は、脳内の海馬(かいば)という器官が女性の方が比較的に大きいから。こうした脳内の違いがあるため、女性の方が男性よりも昔のできごとをこと細かに覚えているのです。
また、女性は大切な人と付き合いだした日、嬉しい・幸せなど感情が強く働くイベントについては日ごろの出来事よりも鮮明に記憶に残ります。一方、男性が記憶に残るのは事実だけ。
例)
女性: ◯月△日は初めてデートした日! 水族館に行って本当に楽しかったわ
男性: 初めてのデート? そういえば混雑した水族館に行ったなぁ
このように初デートは楽しかったという思い出を共有したい女性に対し、男性は事実を淡々と回想するため、ケンカの種となることも……。
お互いに気をつける対策とは?
男性
男性は、カレンダーや紙に書いて壁に貼るなどして忘れないよう努力しましょう。また、男性は「ありがとう」「好きだよ」などの感情を口にすることは少ないため、女性は不安になりがち。過去に幸せを感じた記念日には、こうした言葉を期待し、記念日を作って愛情を確認したいという女性も多いのも事実です。普段から愛情表現を口にすることで、女性も記念日作りにこだわらなくなります。
女性
女性はこうした男女の違いは生まれ持った脳内の違いだと理解してあげることが大切。そして、あれこれ記念日を作らず、記念日を絞り込みましょう。誕生日と付き合った記念日、または結婚記念日など年に2~3日であれば男性も覚えることができます。
また、万が一忘れていたとしても、「今日は何の日か覚えているよね?」などと相手を試すようなことはせずに、気づかせてあげることが大切です。
まとめ
記念日を作りたがる女性と記念日を忘れる男性には根本的な脳の違いがありました。そして記念日にこだわる女性は、愛情が欲しいという感情が隠れていることも多いのも事実。男性は忘れない努力と日ごろからの愛情表現を。女性は男性の忘れてしまう性質を理解して、記念日という特定の日を作らなくても日々楽しいお付き合いをしていくことが大切です。