おなかはすいているはずなのに、食欲がなくて食べられない。夏バテのおかげで食欲がダウンして「2キロ痩せた~」なんて喜んでいる場合ではありません! 食事は健康と美容のみなもと。そのまま食欲不振が続くと、栄養バランスがかたよってしまい、肌荒れ・老化などのお肌トラブルに。さらには、女性ホルモンのバランスを崩してしまうことも!
正しい食欲をとり戻して、イキイキと夏を乗りきるための方法をいくつかご紹介したいと思います。
夏バテ&食欲不振を引きおこす5つの習慣
いつもならおいしいと感じる食事も、なんだか食べる気がしない。毎日こうも暑いと食欲もダウンしてしまうものですよね。少し食べただけでおなかいっぱいになったり、吐き気がする……なんてことも。夏の食欲不振は美容トラブルを引きおこす原因のひとつです。食欲ダウンの仕組みは、暑さや冷房による冷えにより自律神経が乱れて消化機能が低下することだといわれています。夏の気候に負けずに正しい食欲をキープするためには、自律神経のバランスを整えることが一番です! さっそく、その方法をチェックしてみましょう。
1. 生活リズムがバラバラ
夏の食欲不振に悩む人の多くは、生活リズムがバラバラになっているといわれています。毎日同じ時間に起きて、食事をして、ゆっくり入浴して、ぐっすり就寝。この基本的なリズムを整えると食欲も戻ってくるのだとか。またウォーキングやストレッチなど軽い運動もプラスすると、エネルギーを消費して食欲が出やすくなります。
2. 寝不足、睡眠の質が悪い
熱帯夜のおかげで寝つきが悪くなっていませんか? また暑さのせいで、夜中に何度も目が覚めてしまうため隠れ寝不足になっている人も。睡眠時間が少ないと、胃腸の働きが悪くなり、食欲がダウンしやすい環境に。できるだけ1日6時間に近い睡眠時間を確保したいものですね。
3. アルコールの飲みすぎ
ビールがおいしい季節。休みの日は昼間から1杯飲みたい……。そんな習慣も夏の食欲不振をまねく原因です。アルコールの飲みすぎは、肝臓の機能をダウンさせて自律神経を乱し、食欲をなくさせる働きがあるといわれています。飲みすぎにはくれぐれも注意しましょう!
4. たくさん食べようと意気ごむ
食欲がないときは、無理にたくさん食べるとかえって胃腸の働きをダウンさせてしまうことも。夏バテのときには、食べる量よりも質を大事にすると◎。栄養豊富な食材を少しでも口にするように心がけてみましょう。消化のいい食べもの、体を温めるもの、胃腸を刺激して働きをアップするハーブやスパイス・ねぎ・しょうがなどの香味野菜などを一緒に食べると効果的です。香りのおかげで食欲が沸いてくるはずです。
5. 体を冷やしすぎ
夏の食欲不振、体が冷えていることも原因のひとつ。冷房が効いた室内で薄着、冷たい飲み物・食べ物ばかりを好むのはNG。アイスや冷たいお茶よりも、温かいお茶や常温のおやつを選ぶことも大切です。とはいえ外出時は暑すぎてホットドリンクなんて飲めませんよね。せめて朝晩だけでも温かいものを。朝起きてお白湯を1杯、寝る前にも1杯。こんな習慣も夏バテ&夏の食欲不振改善に役立つはずです!