食欲がなくなりやすい夏の時期。しかし、だんだんと涼しくなると食欲って増えてきますよね。夏場の食欲のなさを利用してダイエットできる! なんて喜んでいると、毎年毎年太る体をつくることになってしまいますよ。
食欲がなくなる原因
暑いと食欲がなくなる原因は、体内が温まっているためエネルギーを欲していないからといわれています。エネルギーが必要ないと、脳からの「空腹だよ」という信号が送られにくくなるため「食欲なぁーい」なんてことに。しかし、ここに落とし穴が。
エネルギーとは?
エネルギーというと糖分。ごはんや麺類・パンなどでエネルギー補給ができます。夏場は体を温め燃やすためのエネルギーを必要としないため、これらの糖分の補給が冬場ほど必要ないようです。でも、それ以外の栄養は常に失われていることに気づかなければいけません。
栄養は減少している
人間はエネルギーを溜めこむことができますが、ビタミン・ミネラルなどの栄養素は溜めこむことができません。また、体は常に代謝を続けているので、たんぱく質や脂質も重要な栄養素です。それらの栄養素が不足してくると、筋肉が落ちて代謝が悪くなってしまいます。
疲れを感じてきたら
疲れの原因は暑さや夜の寝苦しさによるため――と思いがちですが、それだけではありません。気温が高いとどうしても麺類や手軽に食べられるパンなどに偏りがちに。このような糖質が多い食材は肝臓の機能を使いすぎ、体が疲れやすくなります。疲れをとるたんぱく質類は重要な栄養素です。
冬場は筋力が大事になる
気温が冷たくなる冬場は、体を温めるために筋力が必要になります。また、体を燃やすためにはエネルギーも必要になるので、体は糖質を欲しがり甘いものも食べたくなってきます。しかし、体を燃やすための筋力が少ない状態だと、糖質をとったぶん体内に余分なエネルギーとして溜まってしまいます。
野菜ばっかり
カロリーも低いし、食欲のないときにあっさりとした野菜はサラダにできるから最適です。しかし、野菜ばかり食べていてもカロリーが低すぎて体力がもちません。カロリーが低い食生活を続けていると、筋力が低下して冬場の寒さにたえられず、体がカロリーが欲しい! と要求してきます。そのため暴飲暴食のもとに。
炭水化物ばっかり
冬までに筋力を落とさないようにするためには、たんぱく質の摂取が大事です。夏場はなるべくたんぱく質をしっかりと摂取して、糖質をとりすぎないようにすると、筋力を落とさず脂肪を落としやすくすることに。めんどうだからと炭水化物中心の食事にならないよう、お肉や豆類を摂取しましょう。