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ファッション、インテリア、お料理、ライフスタイルなどなど……なんでも“フレンチ”とつくと、オシャレでスタイリッシュなイメージがありませんか。じつは育児についても同じことが言えそうです。フレンチママたちの子育ては、子どもを甘やかしすぎることなく、かといって躾でがんじがらめということもなく、私たちも見習うべき点がたくさん。今回はそんなフレンチ流子育ての極意についてご紹介しましょう。
極意その1:ボスは“ママ/パパ”である
我が子かわいさのあまり、わがままを何でも許し、まるで親が奴隷のように子どもに尽くしている、、なんてことも最近見受けられます。でもフレンチ流子育てでは親としての権威をかたく守るようにしています。遊び時間、食事内容、就寝時間、すべての決定権は親にあり、その決定は絶対的なものとして、子どもを従わせます。どんなに仲が良くても親は親であり、子どもはその決定に従うべきという考えがはっきりしているのです。親があいまいな態度をとると、子どもは敏感にそれを察知します。だからこそ、その姿勢を最初から崩さないことが大事だし、親子関係も軋轢が少なくなります。
極意その2:おやつは午後の1回のみ
毎日の日課をきちんと守るというのもフレンチ流子育ての大きな柱のひとつ。とくにおやつタイムについても厳密に決められており、たいてい午後の4時から4時半ごろ1日1回となっています。いつでも子どもの求めるままに、おやつやスナックを与えていると、食事のときにお腹が空いていなくて、食べれなくなり食生活の乱れる原因にも。おやつタイムをストイックに守ることが規則正しい食生活を守ることにもつながっているのです。
極意その3:“待てる子ども”に育てる
子どもに愚図られたり、駄々をこねられたりするくらいだったら、、とついついお菓子やテレビでなだめていませんか。でもこうした方法では、子どもはいつまでたっても自分の要求がすぐに満たされると思い込んでしまいます。そしてそれが満たされなかったら、泣きわめいてでも親に自分の欲求を認めさせようとするでしょう。これでは親側にとってもストレスがたまるばかり。フレンチ流子育てでは、子どもが幼い時から“待つ”訓練をさせます。なんでも親が子どもの欲求を先回りするのではなく、あえて“待たせる”。1,2分でも待つ訓練を小さい頃からすることで、かんしゃくを起こさずに待てる子どもを育ててゆきます。
極意その5:大人の時間があることを理解させる
西洋の子育てと日本の子育ての大きな違いのひとつが、“夜は大人の時間”とはっきり区別しているか、どうかにあると言えます。一般的に日本の子どもは夜更かしと言われていますが、西洋では“○時以降は、大人の時間だから、子どもは寝なさい”ということをかなり徹底しています。筆者の住むオーストラリアでも午後7時以降は子供向け番組はほとんどなく、“大人の時間”とされています。フレンチ流子育てではそれがより徹底されており、育児に追われる親でもちゃんと自分たちの時間がとれるように工夫されています。本を読んだり、夫婦で出かけたり、家でリラックスタイムを過ごしたり、、もちろんある年齢以上になったら子どもでも起きていることが認められますが、でも夜の時間は大人たちの時間であり、好き勝手にはできないというルールを理解させています。
子どももひとりの人間として尊重しつつ、親子のけじめはしっかりつけるのがフレンチ流。子どもに振り回されるのではなく、親がしっかりコントロールするべきことはコントロールすることで、無駄なストレスを軽減することができそうです。みなさんもフレンチ流子育ての極意、見習ってみたいと思いませんか。
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▽ 参考記事(海外サイト) : 8 reasons you need to raise your kids like the French do