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じめじめした暑い季節は鬱陶しいものですが、梅雨が開ければ楽しい夏が待っています。海や山、花火大会や音楽フェスなどさまざまなイベントが目白押しのこの時期。せっかくお誘いを受けても全然気分が乗らなくてつい断ってしまったり、約束をしても当日行く気になれなくてドタキャンしてしまったりすることが続いていたら……夏ウツを疑ってみてもいいかもしれません。
「季節性うつ病」というものを知っていますか?
季節に関わる気分の落ち込みや体調の悪化は季節性うつ病と言われています。別名「季節性障害:Seasonal Affective Disorder」。頭文字をとってSADとも呼ばれているれっきとした病気なんだそうです。妊娠可能な年齢にある女性は、同年齢の男性と比べて3倍の確率で季節性うつ病にかかりやすいと言われています。一般的なうつ病の代表的な症状としては以下のようなものがあります。
・気分が落ち込む(午前中のほうが症状が強い)
・気力がなくなる
・元気が出なくなる
・生きる張り合いがなくなる
・物事を楽しめない
・イライラする
・人と会いたくない
・性欲が減退する
季節ごとに異なる症状
これらの典型的な症状に加え、ただ具合が悪くなるだけではなくて、夏と冬で出る症状が違うのが季節性うつ病の特徴です。
夏のうつ病は、一般的なうつ病にありがちな「眠れない」「食欲がない」といった症状とは逆で、やたらと眠かったり、炭水化物や甘いものがやめられなくなったりすることも多いそうです。テンションが高い日と低い日が躁鬱のように交互に訪れるのも特徴で、家族などに指摘されて気づく場合もあるようですね(ちなみに、夏だけではなく冬にも具合が悪くなる冬うつもあるそうです)。
「季節性うつ病」の原因は日照不足!?
実は、この季節性うつ病の原因とされているのが日照不足や運動不足なのです。日焼けするのが嫌で、外で運動をするのを控えていたりあまり外に出ないようにすることが季節性うつの原因になるとされています。
ですからなるべく光に当たるようにしたり、運動を心がけると、ウツ症状が軽減するとされています。光で起きるタイプの目覚まし時計も効果があるそうなので、朝起きれなくて辛いという方は試して見るのもよいかもしれませんよ。
女性は過剰に紫外線対策をする人も多いですが、太陽の光にも良い効果があるので偏らないようにしたいものですね。
もちろん、自己判断は禁物。単なる怠け癖や疲れが溜まっているだけかもしれませんが、自分では気づかないうちにかかってしまうのが夏ウツの怖いところです。せっかくの夏なのに、楽しいイベントのお誘いを受けてもちっとも心が弾まないとしたら……夏ウツを疑ってみてもいいかもしれませんね。
ウツ関係の診断は素人が勝手にできるものではないので決めつけるのは禁物ですが、もしかして私ちょっと変!? と思ったら周囲の友人や家族にきいてみるのも良いと思います。