ペンネーム：mafuさんからの質問
こんにちは、Juicy☆さんのコラムに毎回、癒しをもらっています。私は人に嫌な思いをさせてしまうことが申し訳なくて仕方ありません。もしそんな思いをさせてしまったらと思うと、怖くて仕方ないのです。「人に嫌な思いをさせても知ったことじゃない！」と開き直って人の輪の中に居座るのも、「嫌な思いをさせるくらいなら」と人の輪を離れたり、最初から遠目に眺めるだけなのも、結局は上手くできませんでした。。。
人は多かれ少なかれ、迷惑を掛けたり掛けられたりして生きている、というのも、頭ではわかってはいるのですが、やっぱり人に嫌な思いをさせることなく、人と仲良くできるようになりたいです。アドバイスいただけたら嬉しいです。
探すのをやめたとき見つかることもある
そっか～これまたものすごくでかいテーマに悩んじゃっていますね。丁寧な言葉でに書かれているからアレですけど、これはある意味、生命の根幹に通ずる哲学者の嘆きのようなお悩みだわよ。
『人はなぜ傷つけずには生きれないのだ！なぜだ！なぜなのだ！』みたいな？超深いテーマだわ(~ﾍ~;)ｳｰﾝ
これは哲学ですから、おそらく答えはでないでしょうし、答えは人の数だけ存在しえますので、もう一人一人が自分なりの真理を見つけていくしかありません。もしくは、答えを探すのをやめるしかないわね。探し物でも探すのをやめたとき、ふっと出てきたりすることあるでしょ？アレと同じ法則を活用しましょう。
何物かになろうとしないで
あたいも昔、同じような事で悩みましたから、気持ちよくわかるわ。ずっとゲイであることを隠しながら、自分を否定して生きていましたので、自分と世界との間にはいつも大きな壁がそびえていました。友達と話していても、いつもどこか偽っている気がして、そんな自分が大嫌いでしたし、周りのやさしさに申し訳なくもあったわ。罪悪感のカタマリで、人と接すれば、自分を偽ってしまうので、どんどん接するのが怖くなり、ほとんど対人恐怖症でした。
これ以上嘘を重ねるくらいなら、いっそひとりでひっそりと生きよう。。。と思い、誰とも話さず、ひきこもったりもしましたが、苦しみは消えなかったし、何も解決しなかったわ。ひとりでいれば、世界に嘘はつかなくてよくなったけれど、自分についている嘘は、ずっと消えることはなかったのよ。あなたとおんなじね。結局あたいはどちらにもなれなかった。
そうやってさんざんもがいてもがいて、もがき疲れたあたいは、どちらかになろうとするのをやめました。その時、ふっと軽くなったのね。何者かになろうとするのをやめた時、はじめてそのまんまの自分をまるごと受け止められたし、世界との壁も一瞬で消えて行きました。やっと息が吸えた気がしたわ。
すべてはひとつ何もおそれることはない
人は弱い生き物です。食事ひとつとってみても、何かの命をいただかなくては生きていけません。うちらはみんな何かのおかげで生きていることができるのよ。あたいは豚カツを食べるわ。豚ちゃんに悪いな…って思うけど、そんな豚ちゃんはトウモロコシちゃんを食べてます。豚ちゃんはトウモロコシちゃんに悪いな…って思うかもしれないけど、トウモロコシちゃんはお水ちゃんをいただいてます。あたいらの堆肥も一役かっていますね。土も光も必要です。お水ちゃんは空気や熱などのエネルギーによって生かされているし、もうこうなると目に見えないとこに行きつき、結局ひとつの命が循環して支えあっていることに行き着きます。結局うちらはひとつなんですよ。
迷惑をかけたくない、嫌な想いをさせたくないといくら思っても、迷惑かけなきゃ生きていけないのが命です。でもだからこそ支えが生まれます。この世に迷惑がなかったら、支えも生まれないのよ。人は迷惑かける弱い生き物だけど、それと同時に支えてあげられる強さも持っているのが人間なんだとあたいは思うのです。互いに迷惑かけたり支えたりしながら繋がって、ひとつの『命』を循環させて守っていく。それって本当に素敵なことで、ありがたいことだと思わない？だからこそ日々感謝なわけです。
迷惑かけちゃっても、かけっぱなしで去るのではなく、ごめんねって謝ったり、できる限りのつぐないと、恩返しをしていけばそれで良いのよ。直接じゃなくてもいいんです。誰かを傷つけてしまった分、他の誰かを支えてあげてください。あなたがかけた迷惑も、何かしらの役にたっているものだから大丈夫。
あなたのように、他人を思いやり、深くやさしい心を持っている方がいることを、あたいは本当に嬉しく思うし、深く感謝します。あなたの悩みは素晴らしいのよ。だからどうぞ胸を張って顔をあげてくださいね。あなたのシアワセを心から祈っています(´ω｀*)